日々の御言葉 5月8日

日々のみ言葉 5月8日
○今日のタイトル 旅立った
○通読箇所 民数記9-10章

◇今日の聖句
いつでも雲が天幕から上るときには、その後でイスラエルの子らは旅立った。また、雲がとどまるその場所で、イスラエルの子らは宿営した。

◇ひとくち解説
イスラエルの民はおよそ1年間シナイ山のふもとに宿営していましたが、エジプト脱出から二年目の第二の月の二十日、ついに約束の地への旅へと出発します。
主が彼らと共におられることは、視覚的には<雲と火>というしるしによって、聴覚的には祭司が吹き鳴らす<銀のラッパ>の音色によって表されました。これらは、シナイ山での神顕現(出エジプト19:18-19)を想起させるものでした。雲がのぼり、ラッパが吹き鳴らされると彼らは旅立ち、雲がとどまれば宿営しました。
道なき道を進むのには信仰が試されました。しかし、本当に難しいのはとどまっているときだったかもしれません。雲が「二日でも、一月でも、あるいは一年でも」とどまっているときには、彼らは動けませんでした。滞在が長引けば長引くほど、不安やいら立ちが募るものです。待つことは、進むことよりも、膨大なエネルギーを必要とするのです。しかも、いつ動いてもよいように、いつも準備していなければなりませんでした。
ペテロは、キリスト者に対して「あなたがたは旅人、寄留者」と呼び(1ペテロ2:11)、約束の地を目指すイスラエルと重ね、神の民として「生ける望み」(同1:4)の中に生きるように勧めています。「私たちは、神の約束にしたがって、義の宿る新しい天と新しい地を待ち望んでいます。」(2ペテロ3:13)

◇クイズ
全宿営のしんがりを務めたのはどの部族でしたか?1.ユダ族 2.ダン族 3.レビ族

投稿者:

聖イエス会福音教会

福音教会牧師室より

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