日々の御言葉 3月24日

日々のみ言葉 3月24日
○今日のタイトル 満たされている
○通読箇所 コロサイ2章

◇今日の聖句
キリストのうちにこそ、神の満ち満ちたご性質が形をとって宿っています。あなたがたは、キリストにあって満たされているのです。

◇ひとくち解説
実を結び、成長しているコロサイ教会でしたが、危険がないわけではありませんでした。様々なものが、巧妙にキリストにすり換えられる可能性がありました。「まことしやかな議論」「空しいだましごとの哲学」「人間の言い伝え」、「自己卑下や御使い礼拝」、「人間の戒めや教え」…これら一切は、救いの根拠ではありません。「主キリスト・イエスを受け入れたのですから、キリストにあって歩みなさい。」(6節)キリストこそ、福音の初めであり終わり、道であり真理でありいのち、すべてのすべてです。
9節でパウロは、1:15-20の賛歌を再び思い起こさせます。「キリストのうちにこそ、神の満ち満ちたご性質が形をとって宿っています。」…さらに、それに続いて、驚くべきことを告げます。「あなたがたは、キリストにあって満たされているのです。」つまり、キリストに連なる者とされたことによって、キリストの内に満ちている神の全充満をそっくりそのまま受けているというのです。これが本書の核心です。
「キリストのうちに、知恵と知識の宝がすべて隠されています。」(3節)その高価な真珠の価値を知った人は、「行って、持っていた物すべてを売り払」ってでも、それを求めるでしょう。(マタイ13:46)

◇クイズ
4:17で名前が挙げられている、エパフラス不在の間コリント教会を任されたと考えられる人は? 1.ニンパ 2.アルキポ 3.アリスタルコ

日々の御言葉 3月23日

日々のみ言葉 3月23日
○今日のタイトル 栄光の望み
○通読箇所 コロサイ1章

◇今日の聖句
この奥義とは、あなたがたの中におられるキリスト、栄光の望みのことです。

◇ひとくち解説
コロサイ人への手紙は、エパフラスによって福音の種がまかれ、成長し、実を結んでいるコロサイ教会に宛てて、パウロが獄中で書いた手紙です。
パウロは、苦闘するこの教会のために祈ります。「主にふさわしく歩み、あらゆる点で主に喜ばれ、あらゆる良いわざのうちに実を結び、神を知ることにおいて成長しますように。」(1:10)と。 そして、教会を支配し、成長させてくださる御子を指し示すために、一つの讃美歌を紹介します。1:15-20の歌は、至高のキリスト賛歌です。この歌は、1章の核心であると同時に、書全体に調和をもたらす鍵ともなっています。
…キリストこそは、永遠の実在であり、すべての者の創造者です。神性のすべては余すところなくキリストの内に宿っています。かつ、キリストは肉のからだをもち、そのお体を捧げることによって、天と地の架け橋となり、人類を神と和解させてくださいました。 このお方こそ、教会のかしら(18節)であり、かしらにつながるすべての人を成熟した者(別訳:完全な者)としてくださるのです。(28節)
この奥義とは、あなたがたの中におられるキリスト、栄光の望みのことです。」(27節)

◇クイズ
この手紙の共同差出人として名を連ねているのは誰? 1.エパフラス 2.テモテ 3.シラス

日々の御言葉 3月21日

日々のみ言葉 3月21日
○今日のタイトル 目標を目指して
○通読箇所 ピリピ3章

◇今日の聖句
キリストは、万物をご自分に従わせることさえできる御力によって、私たちの卑しいからだを、ご自分の栄光に輝くからだと同じ姿に変えてくださいます。

◇ひとくち解説
ピリピ人への手紙は、2章6-11節の<キリスト賛歌>を中心にして、「キリストの福音にふさわしく生活」するとはどういうことかが記されています。<キリスト賛歌>では、神の御姿であられるのに、神としてのあり方を捨てられたキリストが、僕の姿となり、十字架の死に至るまで従順であられたことによって、「イエス・キリストは主です」という栄光をお受けになったことが歌われていました。
3章でパウロは、そのキリストの生き様と、自分の生き方とを重ね合わせています。彼は律法の上では非難されるところがない青年でしたが、人間の努力によって得られる義をいさぎよくすべて捨て、キリストが与えてくださる義に信頼し、キリストの苦難にあずかりながら、キリストに従う者となりました。この手紙を書いている間も、ローマの獄中で苦労し、キリストの栄光にあずかる目標を目指し、それを「捕らえようとして追求し」「走っているのです。」これこそが、キリストの福音を生きるということです。
その栄光のゴールとは、私たちの卑しいからだが、キリストの栄光に輝くからだと同じ姿に変えられるということです。その素晴らしさに比べるなら、しがみついている自分の正義など、ちりあくたにすぎないのです。

◇クイズ
3:2では律法主義に陥ったクリスチャンのことを何と呼んでいますか? 1.茨 2.犬 3.ちり

日々の御言葉 3月17日

日々のみ言葉 3月17日
○今日のタイトル 神に倣う者
○通読箇所 エペソ5章

◇今日の聖句
愛のうちに歩みなさい。キリストも私たちを愛して、私たちのために、ご自分を神へのささげ物、またいけにえとし、芳ばしい香りを献げてくださいました。

◇ひとくち解説
4章で、古い人を脱ぎ捨て、神にかたどり造られた新しい人を着るよう記したパウロは、5章で具体的に、古い人とは何か、新しい人として生きることとはどういうことかを説明します。
ひとことで言うなら「神に倣う者」(5:1)となるということです。キリストが私たちを愛し、ご自分をいけにえとし、芳ばしい香りとしてささげてくださったように、愛のうちに歩むのです。
2節の「愛のうちに歩みなさい」という言葉は、「互いに従い合いなさい。」(21節)という句で結ばれます。22節からは、愛し従うということについて、具体的に家庭の中での関係の中で語られていきます。夫と妻、親と子、主人と奴隷というような、ごく身近な関係の中で、キリストの模範に倣うことが求められます。それが「神にかたどり造られた新しい人を着る」ということなのです。 「愛は家庭から始まります」と言ったマザーテレサはこう言っています。「私たちは、大きいことはできません。小さなことを大きな愛をもって行うだけです。」

◇クイズ
5:8では、どのような者として歩むよう勧められていますか? 1.御国の相続者 2.知恵のある者 3.光の子ども

日々の御言葉 3月15日

日々のみ言葉 3月15日
○今日のタイトル 書記バルク
○通読箇所 エレミヤ45-46章

◇今日の聖句
あなたは、自分のために大きなことを求めるのか。求めるな。見よ。わたしがすべての肉なる者に、わざわいを下そうとしているからだ──主のことば──。

◇ひとくち解説
ネリヤの子バルクは、エレミヤが口述した預言を筆記し、巻物にした人物です。その巻物は王によって裂かれ、暖炉にくべられました。また、その奉仕のゆえに、バルクのいのちもまたエレミヤと共に危険にさらされました。主のための働きであるのに、報いを得られず、ただ痛みに悲しみを加えられ、嘆きで疲れ果て、憩いを見出せなかったことは、バルクにとってはつらいことだったでしょう。
そのようなバルクに、主はご自分の痛みを訴えられます。「わたしは自分が建てたものを自分で壊し、わたしが植えたものを自分で引き抜く。」(45:4)愛する民の背信と、それを罰せずにはいられない主の悲しみ、嘆きはどれほどだったことでしょうか。
主はバルクにその痛みを共に負うように願われたのです。「自分のために大きなことを求めるのか。求めるな」(45:5)と。神秘的に主の痛みと一つとされたバルクに、主は「いのちを戦勝品としてあなたに与える。」(45:5)と約束されます。
主イエスは弟子たちを招かれます。「自分の十字架を負って、わたしに従って来なさい。…自分のいのちを救おうと思う者はそれを失い、わたしのためにいのちを失う者はそれを見出すのです。」(マタイ16:24、25)

◇クイズ
39:18で、バルクと同じように戦勝品としていのちを約束されたのは? 1.エレミヤ 2.エベデ・メレク 3.アヒカム

日々の御言葉 3月14日

日々のみ言葉 3月14日
○今日のタイトル 大いなる名
○通読箇所 エレミヤ43-44章

◇今日の聖句
見よ、わたしはわたしの大いなる名によって誓う──主は言われる──。エジプトの全土において、「神である主は生きておられる」と、わたしの名がユダの人々の口に上ることはもうなくなる。

◇ひとくち解説
エレミヤが10日間待ち望んでようやく与えられた、主の憐れみのみことば(42:10-12)は高ぶった人々によって踏みにじられ、捕囚をまぬがれた民はエジプトへと向かいます。「あなたが主の名によって私たちに語ったことばに、私たちは従うわけにはいかない。」(44:16)と。
エジプトへの道は、出エジプトの救いに逆行する道でした。かつて主はモーセに「わたしは『わたしはある』という者である。」(出エジプト3:14)と、御名をあらわされました。今、エジプトへと下って行く者に主は言われます。「わたしの名がユダの人々の口に上ることはもうなくなる。」(44:26)主の臨在のしるしである御名が隠され、忘れ去られるのです。主の御名を呼び求めることができず、主の臨在が失われることほど厳粛な裁きはありません。
しかし預言者たちは、やがてユダの民のみならず、諸国の民が御名を呼び求める時が訪れることを予告しています。「わたしは諸国の民の唇を変えて清くする。彼らはみな主の御名を呼び求め、一つになって主に仕える。」(ゼパニヤ3:9)「その日、あなたがたは言う。『主に感謝せよ。その御名を呼び求めよ。』」(イザヤ12:4)「主の御名を呼び求める者はみな救われる。」(ヨエル2:32)

◇クイズ
43:10で主が「わたしのしもべ」と呼んでおられるのは誰? 1.エレミヤ 2.ダビデ 3.ネブカドネツァル

日々の御言葉 3月13日

日々のみ言葉 3月13日
○今日のタイトル ゲダルヤ暗殺
○通読箇所 エレミヤ41-42章

◇今日の聖句
私が今日あなたがたに証ししたことを、確かに知らなければならない。あなたがたは、自分たちのいのちの危険を冒して迷い出てしまったからだ。

◇ひとくち解説
バビロンは、陥落させたエルサレムの統治のためにゲダルヤを選びます。ゲダルヤの祖父はヨシヤ王のもとで宗教改革を推進した書記官シャファンであり、父は、エレミヤのいのちを助けたアヒカムでした。そのゲダルヤのもとで、捕囚をまぬがれた人々はひとときの平安を得ます。しかし、王族イシュマエルは、ゲダルヤを暗殺、さらにエルサレム巡礼者を惨殺し、民の残りを捕らえてアンモン人のもとに向かいます。預言通りにエルサレムが陥落しても、なお王族のプライドによって、主のことばを信じなかったのです。
そのイシュマエルから民を奪還したのは、ヨハナンでした。彼はゲダルヤ暗殺に対するバビロンの報復を恐れ、民をエジプトに逃れさせようとします。そして、エレミヤに主のみこころを尋ね、「それが良くても悪くても、私たちは、あなたを遣わされた私たちの神、主の御声に聞き従います。」(42:6)と言います。しかし、それは上辺だけの従順で、心は恐れに満たされて、すでにエジプト行きを決めていました。ただ自分の意見への承認が欲しかっただけでした。
エレミヤは、かねてからの主のみこころを知っていました。にもかかわらず、主のみことばを10日間待ちました。主のみことばに忠実でありたいと願う預言者の姿が、ヨハンナの偽りの従順を一層際立たせています。

◇クイズ
総督ゲダルヤはどこにいましたか? 1.エルサレム 2.ミツパ 3.シロ

日々の御言葉 3月10日

日々のみ言葉 3月10日
○今日のタイトル レカブ人
○通読箇所 エレミヤ35-36章

◇今日の聖句
ユダの家は、わたしが彼らに下そうと思っているすべてのわざわいを聞いて、それぞれ悪の道から立ち返るかもしれない。そうすれば、わたしも、彼らの咎と罪を赦すことができる。

◇ひとくち解説
30-33章の希望の預言の後、34-45章には、バビロンによるエルサレムの包囲と陥落について記されます。そこには、最後まで民の回心をあきらめない神の熱意と、最後まで聞き従わなかった民の悪が生々しく描かれています。
35章では「レカブ人」の姿が記されています。彼らはミディアンのケニ人の子孫でした。預言者エリヤの時代には、レカブの子ヨナダブが、エフーと協力して悪王アハブ一族を滅ぼしバアル信仰を一掃しました。そのヨナダブは子孫に、酒を飲むことや、農耕や、定住を禁じました。それは神のことばでも何でもない言い伝えに過ぎませんでしたが、レカブ人たちは250年に渡って、それを愚直に厳守してきたのです。
その姿を引き合いに出して、主はイスラエルの民を戒められます。先祖の言葉にさえこれほど忠実な者たちがいるというのに、万軍の神、主のことばを軽んじるとは、どういうことかと。
36章では、さらにあからさまな事件が記されます。エホヤキム王は、エレミヤの書記バルクによって記された主のみことばを、朗読された端から、暖炉にくべ、燃やしてしまったのです。
悲痛なみ思いをもって待たれる主のことばに耳を傾けましょう。「ユダの家は…悪の道から立ち返るかもしれない。そうすれば、わたしも、彼らの咎と罪を赦すことができる。」(36:3)

◇クイズ
王の前でエレミヤの巻物を朗読したのは誰? 1.バルク 2.エリシャマ 3.ユディ

日々の御言葉 3月9日

日々のみ言葉 3月9日
○今日のタイトル 義の若枝
○通読箇所 エレミヤ33章

◇今日の聖句
その日、その時、わたしはダビデのために義の若枝を芽生えさせる。彼はこの地に公正と義を行う。

◇ひとくち解説
33章をもってイスラエル回復の預言は結ばれます。最後はダビデのために芽生えさせられる<義の若枝>について予告されます。それは、ダビデの子孫から誕生する永遠の王、メシアのことです。「彼はこの地に公正と義を行う」(33:15)。
その日、エルサレムの名は「主は私たちの義」と名付けられます。この呼び名は23:6では、メシア自身の名であるとされていました。メシアの義が、エルサレムの隅々にまで及ぶため、エルサレムもまたメシアの名をもって呼ばれるのです。 17-18節は、このダビデの若枝が、とこしえの王であり、同時に永遠の祭司であることを暗示しています。
22節で「わたしのしもべダビデの子孫と、わたしに仕えるレビ人を増やす」と予告されているのは驚くべきことです。かつて、星や砂のように増えるとアブラハムに約束されたのは彼の子孫全体についてでした(創世記22:17)。やがて、民全体が御霊によって、主に仕えるしもべとなり、祭司となり、メシアの使命の共同相続人となるのです(ローマ8:16-17)。こうして、アブラハムに託された使命…「地のすべての部族は、あなたによって祝福される」(創世記12:3)は実現されるのです。

◇クイズ
34章で、バビロンの地で平安のうちに死ぬことを予告された王は? 1.エホアハズ 2.ゼデキヤ 3.エホヤキン

日々の御言葉 3月8日

日々のみ言葉 3月8日
○今日のタイトル この地に植える
○通読箇所 エレミヤ32章

◇今日の聖句
わたしは彼らをわたしの喜びとし、彼らを幸せにする。わたしは、真実をもって、心と思いを込めて、彼らをこの地に植える。

◇ひとくち解説
イスラエル回復の予告が続きます。
エレミヤは主の命令によって、今まさにバビロンに占領され焦土となろうとしている土地を購入します。それは、全く無駄な投資のように見えました。エレミヤは「あなたにとって不可能なことは一つもありません」と信仰を告白しつつ(17節)、主にこの買い物の意味を尋ねます。主はエレミヤの信仰を確証して言われます「わたしにとって不可能なことが一つでもあろうか。」(27節)と。そして、エレミヤの土地購入は決して無駄ではない…なぜなら、主は「彼らを集めてこの場所に帰らせ、安らかに住まわせる」(37節)のだからと約束されるのです。
その時には、主は「真実をもって、心と思いを込めて、彼らをこの地に植え」(41節)、「永遠の契約を結ぶ」(40節)のです。そして、主がそこにおられるゆえに、この土地は価値あるものとみなされるようになるのです。
エレミヤは、この主の説明を聞く前に、御言葉に従って土地を買いました。かつてイスラエルをしるしと不思議とをもってエジプトから導き出された御力は、「今日まで」(20節)変わることはないと信じたからです。私たちも、信仰と希望をもって行動したいものです。「そのご計画は大きく、みわざには力があります」(19節)と。

◇クイズ
エレミヤは土地をいくらで買いましたか?1.400シェケル 2.30シェケル 3.17シェケル