日々の御言葉 12月6日

日々のみ言葉 12月6日
○今日のタイトル 神の国
○通読箇所 ルカ6章

◇今日の聖句
「貧しい人たちは幸いです。神の国はあなたがたのものだからです。今飢えている人たちは幸いです。あなたがたは満ち足りるようになるからです。今泣いている人たちは幸いです。あなたがたは笑うようになるからです。」

◇ひとくち解説
「すべての谷(傷つき倒れた者・へりくだる者)は埋められ、すべての山や丘(高ぶる者)は低くなる」という洗礼者ヨハネの予告通り主イエスは、4章の第一の説教で「捕らわれ人には解放を、目の見えない人には目の開かれることを告げ、虐げられている人を自由の身とし、主の恵みの年を告げるために」遣わされたと宣言されます。その言葉通り、次々に癒しと赦しを与えてゆかれました。 6章に記されている2番目の説教でも<大逆転の福音>が高らかに謳われます。
イエスこそ、「目から涙をことごとくぬぐい取ってくださる」(黙21:4)お方であり、「涙とともに種を蒔く者」(詩篇126:5-6)に喜びの歌を与えて下さる主です。そのイエスと共にいるということが、すでに神の国を体験しているということです。ルカにとって神の国は遠い未来や、別世界のことではなく、イエスのことばを聞き、それを行う人にとって、<今日、実現している>(4:21参照)現実だったのです。
貧しい人たちは幸いです。神の国はあなたがたのものだからです。

◇クイズ
6:3でイエスはご自分のことを誰と比較しておられますか?
1.モーセ 2.ダビデ 3.エリヤ

日々の御言葉 12月3日

日々のみ言葉 12月2日
○今日のタイトル 洗礼者ヨハネ
○通読箇所 ルカ3章

◇今日の聖句
アンナスとカヤパが大祭司であったころ、神のことばが、荒野でザカリヤの子ヨハネに臨んだ。

◇ひとくち解説
ルカは2章に続いてローマ皇帝の名、領主たちの名、そして、時の大祭司アンナスとカヤパの名を挙げます。しかし、神のことばが臨んだのは、ローマでも、王宮でもなく、エルサレムの神殿でもなく<荒野>でした。ヨハネを通して人々は、旧約最後の預言者マラキ以来、実に460年ぶりに、神のことばを聞いたのです。
ヨハネは「福音」(18節)を告げました。『主の道を用意せよ』と。彼の後に来られるお方、イエスは、天地万物の創造者である<主>ご自身なのです。主が来られるときには、逆転の救いが実現します。「すべての谷(傷つき倒れた者・へりくだる者)は埋められ、すべての山や丘(高ぶる者)は低くなる」からです。「こうして、すべての者が神の救いを見る。」(6節)「すべての者」の中には、これまで救いとは無関係と思われていた人々……取税人や、兵士たち、さらに異邦人も含まれます。
章の終わりにルカは、逆転の系図を示します。イエスから系図をさかのぼっていくのです。それはあたかもイエスが、イスラエル人だけでなく、アダムにまで至る全人類という羊を集めて行かれるようです。そして羊の群れは「神に至る。」(38節)ここに、福音<よきおとずれ>があるのです。

◇クイズ
3:7でヨハネは群衆のことを何と呼んでいますか?
1.アブラハムの子 2.アダムの子 3.マムシの子孫

日々の御言葉 12月2日

日々のみ言葉 12月2日
○今日のタイトル 羊飼いへの知らせ
○通読箇所 ルカ2章

◇今日の聖句
今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。

◇ひとくち解説
皇帝アウグストゥス「全世界の住民登録」を命じました。自分こそ、<全世界>に平和をもたらす支配者だと信じていたからです。マリアがナザレではなく、ベツレヘムで出産したのは、人の目にはローマの支配力のゆえだと見えますが、その実、神のみことば(預言)の実現でした。御使いが歌ったように、地の上で平和を与えるのは、ローマの軍事力、経済力、計画力ではなく、いと高き神、主なのです。
救い主誕生という「民全体に与えられる、大きな喜び」は羊飼いに知らされます。彼らは「主が私たちに知らせてくださった」と言います。御使いでも天の軍勢でもなく。主ご自身の憐れみを直に感じたからです。主は、<全世界>の住民を知り、目を注がれる方です。羊飼いはすでに天において住民登録されていたのです。 救い主の誕生を見届けた羊飼いは神をあがめ、賛美します。まるで、あの天の軍勢の一員に加えられたように。
こうして、救い主、主キリストによって、高ぶる者(皇帝)と、へりくだる者(羊飼い)が逆転していきます。これこそ、ルカによる福音書の主要テーマなのです。

◇クイズ
2:49で、イエスが「自分の父の家」と呼んでいるのはどこ?
1.エルサレムの神殿 2.ベツレヘムの馬小屋 3.ナザレのヨセフの家

日々の御言葉 11月30日

日々のみ言葉 11月30日
○今日のタイトル 愛する兄弟として
○通読箇所 ピレモン

◇今日の聖句
彼は、以前はあなたにとって役に立たない者でしたが、今は、あなたにとっても私にとっても役に立つ者となっています。そのオネシモをあなたのもとに送り返します。彼は私の心そのものです。

◇ひとくち解説
パウロの手紙の中で最も短いこの手紙は、大変ユニークです。宛先は、ピレモンです。彼はパウロの宣教によって救われ、コロサイ教会の生き生きした<交わり(コイノニア)>(6節)の中心にいました。その彼の家に仕えていたオネシモという奴隷が、悪事を働いて逃亡し、パウロがいたローマにやってきたのです。ローマでは、そのような奴隷は死をもって償わなければなりませんでした。ところがオネシモは、パウロのもとで福音によって全く変えられ、パウロの宣教を助ける真のオネシモ(ギリシャ語で「役立つ者」)」となりました。
パウロはオネシモを、ピレモンのもとへと帰すにあたりこの手紙を書きました。パウロはオネシモのことを「私の心そのものです」と呼び、彼の罪を赦してほしいと願い、オネシモが与えた損害を「私が償います」とまで記しました。さらに、驚くべきことに、オネシモを「奴隷以上の者、愛する兄弟」、「仲間の者」(コイノニア)として迎えてほしいと嘆願します。 キリストが十字架で「彼らを赦してください」と祈られ、神と人とを和解された同じ愛をもって、パウロも、ピレモンとオネシモを仲介するのです。
パウロの書簡で唯一、イエスの十字架と復活について書かれていませんが、パウロ自身の姿が、十字架のキリストの愛を現しているのです。

◇クイズ
今日はお休み

日々の御言葉 11月29日

日々のみ言葉 11月29日
○今日のタイトル 刷新の洗い
○通読箇所 テトス3章

◇今日の聖句
しかし、私たちの救い主である神のいつくしみと人に対する愛が現れたとき、神は、私たちが行った義のわざによってではなく、ご自分のあわれみによって、聖霊による再生と刷新の洗いをもって、私たちを救ってくださいました。神はこの聖霊を、私たちの救い主イエス・キリストによって、私たちに豊かに注いでくださったのです。

◇ひとくち解説
パウロが同労者、また「真のわが子」と呼ぶテトスは、クレタ島の教会の成長を委ねられていました。クレタ島はギリシャ神ゼウスの出身地として知られており、社会には、嘘がまん延し、人々は「欲望と快楽の奴隷」となっていました。同時に教会には、ユダヤ主義者たちが福音を脅かしていました。
そのような島に、「偽ることのない神」による「永遠のいのちの望み」を伝えることが、テトスの使命でした(1:2)。そのためには、教会に集う人々が、社会にあって、その生き方を通して、神の誠実さとあわれみを示すことが大切だと、パウロはさとします。
その生き方は、人の努力によるのではなく、十字架のあわれみによって与えられます。「聖霊による再生と刷新の洗い」が、それまでの価値観をくつがえすのです。こうして、キリスト者は「永遠のいのちの望みを抱く相続人」にふさわしい生き方を目指すのです。その姿こそが、やがて社会を再生し刷新する力になるでしょう。

◇クイズ
3:12では、この手紙を書いた時パウロはどこにいるといっていますか?
1.コリント 2.エペソ 3.ニコポリス

日々の御言葉 11月26日

日々のみ言葉 11月26日
○今日のタイトル 走るべき道のり
○通読箇所 2テモテ4章

◇今日の聖句
しかし、主は私とともに立ち、私に力を与えてくださいました。それは、私を通してみことばが余すところなく宣べ伝えられ、すべての国の人々がみことばを聞くようになるためでした。

◇ひとくち解説
4章は、殉教を目前ににした、パウロの辞世の章です。パウロは死の向こうに、すでにイエス・キリストの再臨を心に見つつ、テモテを教え諭します。
パウロが第一に命じるのは、どんなときも「神の霊感による」みことばを宣べ伝えることです。耳ざわりのよい話を求める人々の好みに流されるのではなく、最後まで真理の福音を語りぬくこと…それがパウロが走りぬいた道のりでした。
そのことで多くの人々が自分のもとを去っていきました。「しかし、主は私とともに立ち、私に力を与えてくださいました。」(4:17)とパウロは言います。こうして「私を通してみことばが余すところなく宣べ伝えられ、すべての国の人々がみことばを聞くようになる」という使命は果たされたのです。
どうか私たちも、走るべき道を走りぬき、自分に与えられた使命を果たすことができますように。パウロの祝福の言葉が響きます。「主があなたの霊とともにいてくださいますように。恵みがあなたがたとともにありますように。」(4:22)

◇クイズ
13節で、パウロがテモテに持ってきてほしいと願っているのは書物と何?
1.食料 2.外套 3.薪

日々の御言葉 11月25日

日々のみ言葉 11月25日
○今日のタイトル 整えられた者となる
○通読箇所 2テモテ3章

◇今日の聖句
聖書はすべて神の霊感によるもので、教えと戒めと矯正と義の訓練のために有益です。神の人がすべての良い働きにふさわしく、十分に整えられた者となるためです。

◇ひとくち解説
パウロは教会を混乱させている「信仰の失格者」について述べ、テモテの立場との違いを明確にします。1〜9節で、偽教師(悪い者たちや詐欺師たち)の真相を暴いたパウロは、「しかしあなたは」と、反対の生き方を提示するのです。
「神の人がすべての良い働きにふさわしく、十分に整えられた者となる」(3:17)ためには、何を基盤とすべきでしょうか。それは、テモテ自身が幼いころから、母や祖母を通して親しんできた「聖書」(旧約聖書とすでに書かれていたいくつかの新約聖書)です。「いつも学んでいるのに、いつになっても真理を知ることができ」ないという、教会の混乱は、キリスト・イエスに対する信仰が聖書の土台の上に立っていないからなのです。 聖書を「神の霊感によるもの」(3:16 直訳:神に息吹かれたもの)と信じ、敬虔に受け止めるとき、生きたみ言葉自身が、力を発揮してくださいます。(ヘブル4:12)
あなたがたが新しく生まれたのは、…生きた、いつまでも残る、神のことばによるのです。『…草はしおれ、花は散る。しかし、主のことばは永遠に立つ』」(1ペテロ1:23-25)

◇クイズ
11節にあるパウロが迫害を受けた3つの町のうち、テモテの出身地は?
1.アンティオキア 2.イコニオン 3.リステラ

日々の御言葉 11月24日

日々のみ言葉 11月24日
○今日のタイトル 永遠の栄光
○通読箇所 2テモテ2章

◇今日の聖句
次のことばは真実です。「私たちが、キリストとともに死んだのなら、キリストとともに生きるようになる。」

◇ひとくち解説
「ダビデの子孫として生まれ、死者の中からよみがえった方」(2:8)…この福音を伝える者がどうあるべきかを、パウロはテモテに諭します。 「兵士」「競技をする人」「農夫」の三つの例が挙げられています。それぞれ、多くの犠牲を払い、素晴らしい実りのために自分を捧げます。
福音に仕える者に約束されているのは、「永遠の栄光」(2:10)です。パウロはそのために喜んで苦しみを負っており、愛弟子テモテにも「キリスト・イエスにある恵みによって強くなりなさい」と勧めます。
これは頑張れば報われるという成果主義とは少し違います。キリスト共に十字架を負って歩むという過程自体が恵みであり、「生きることはキリスト」(ピリピ1:21)という祝福なのです。その生き方を通して「死者の中からよみがえった方」を体現することこそ、パウロの福音宣教の真髄です。
このテーマを結ぶにあたってパウロは、当時歌われていたであろう賛歌を引用します。「私たちが、キリストとともに死んだのなら、キリストとともに生きるようになる。」(2:11)

◇クイズ
今日はお休み

日々の御言葉 11月23日

日々のみ言葉 11月23日
○今日のタイトル この福音のために
○通読箇所 2テモテ1章

◇今日の聖句
この恵みは、キリスト・イエスにおいて、私たちに永遠の昔に与えられ、今、私たちの救い主キリスト・イエスの現れによって明らかにされました。キリストは死を滅ぼし、福音によっていのちと不滅を明らかに示されたのです。

◇ひとくち解説
この手紙はパウロの絶筆です。世を去る前に愛弟子テモテを励まし、教えるのです。
殉教の死を前にして、パウロが見ていたもの、それは「キリスト・イエスにあるいのちの約束」(1:1)でした。
まずパウロは、自分とテモテの共通点を記します。「先祖がしてきたように」神に仕えてきたパウロと、「祖母ロイスと母ユニケ」を通して旧約聖書を教えられたテモテは、共通の信仰基盤をもっていました。さらに、かつてヨシュアがモーセの按手によって「知恵の霊に満たされ」(申34:9)たように、テモテもパウロの按手によって「力と愛と慎みの霊」を与えられました。(1:7)
このように同じ聖霊を受けたのだから、「聖なる招き」(1:9)応えて、同じように歩んでほしいとパウロは願います。「キリストは死を滅ぼし、福音によっていのちと不滅を明らかに示された」(1:10)という福音(つまり<いのちの約束>)を、どのような困難の中でも恥とせず、守り抜いてほしい…それがパウロのテモテへの最期の願いなのです。

◇クイズ
パウロの受ける苦難を見て多くの人が去っていきました。その中で名が挙げられているのはヘルモゲネと誰? 1.フィゲロ 2.オネシポロ 3.フィベ

日々の御言葉 11月22日

日々のみ言葉 11月22日
○今日のタイトル 神の人よ
○通読箇所 1テモテ3章

◇今日の聖句
しかし、神の人よ。あなたはこれらのことを避け、義と敬虔と信仰、愛と忍耐と柔和を追い求めなさい。信仰の戦いを立派に戦い、永遠のいのちを獲得しなさい。

◇ひとくち解説
6章では、第1章のテーマに戻ります。「知性が腐って真理を失い、敬虔を利得の手段と考える者たち」(6:5)が教える「違ったこと」から教会を守るということです。それは、若い伝道者テモテには、あまりにも大きな責任のように思えました。
しかしパウロはテモテに「しかし、神の人よ」(6:11)と呼びかけ、奮い立たせます。「神の人」איש־האלהים…それは、モーセ(申33:1)、サムエル(1サム9:6)、エリヤ(1列17:18)、エリシャ(2列4:7)、ダビデ(ネヘ12:24)など、旧約の偉大な指導者たちに与えられた称号です。
彼らを神の人とされた同じ主……「すべてのものにいのちを与え」「ピラトに対してすばらしい告白をもって証しをされた」「王の王、主の主」が、共にいて下さるのです。必ず委ねられた使命を果たすことができるでしょう。 「テモテよ、委ねられたものを守りなさい。」(6:20)

◇クイズ
1:2で、パウロはテモテを何と呼んでいますか? 1.同労者 2.わが子 3.忠実な僕