日々の御言葉 3月10日

日々のみ言葉 3月10日
○今日のタイトル レカブ人
○通読箇所 エレミヤ35-36章

◇今日の聖句
ユダの家は、わたしが彼らに下そうと思っているすべてのわざわいを聞いて、それぞれ悪の道から立ち返るかもしれない。そうすれば、わたしも、彼らの咎と罪を赦すことができる。

◇ひとくち解説
30-33章の希望の預言の後、34-45章には、バビロンによるエルサレムの包囲と陥落について記されます。そこには、最後まで民の回心をあきらめない神の熱意と、最後まで聞き従わなかった民の悪が生々しく描かれています。
35章では「レカブ人」の姿が記されています。彼らはミディアンのケニ人の子孫でした。預言者エリヤの時代には、レカブの子ヨナダブが、エフーと協力して悪王アハブ一族を滅ぼしバアル信仰を一掃しました。そのヨナダブは子孫に、酒を飲むことや、農耕や、定住を禁じました。それは神のことばでも何でもない言い伝えに過ぎませんでしたが、レカブ人たちは250年に渡って、それを愚直に厳守してきたのです。
その姿を引き合いに出して、主はイスラエルの民を戒められます。先祖の言葉にさえこれほど忠実な者たちがいるというのに、万軍の神、主のことばを軽んじるとは、どういうことかと。
36章では、さらにあからさまな事件が記されます。エホヤキム王は、エレミヤの書記バルクによって記された主のみことばを、朗読された端から、暖炉にくべ、燃やしてしまったのです。
悲痛なみ思いをもって待たれる主のことばに耳を傾けましょう。「ユダの家は…悪の道から立ち返るかもしれない。そうすれば、わたしも、彼らの咎と罪を赦すことができる。」(36:3)

◇クイズ
王の前でエレミヤの巻物を朗読したのは誰? 1.バルク 2.エリシャマ 3.ユディ